二大政党制的世界観?

http://d.hatena.ne.jp/helloblog/20080724/p2#c

JuliusCaesar 2008/07/24 22:40
「声優界は芸能界とは違う」に似たような意識は、「テレビに出ることを嫌がるミュージシャン」にもある(あった)と思います。
ただ、ミュージシャンの場合「アンシャンレジームへの嫌悪の度合い」が連続的に分布している(いた)ので分かりにくいとは思いますが。


80年代半ば以降も歌謡曲が大衆性の維持に成功していたならば、例えばB’zも普通に紅白歌合戦とかに出ていたのでしょうかね?

helloblog 2008/07/25 09:59
>「声優界は芸能界とは違う」に似たような意識は、「テレビに出ることを嫌がるミュージシャン」

今を生きれば確かにそう見えますね。ビジュアルも重視していますし、いまはCSが中心ですが情報番組に露出することも増えてきました。
「テレビに出ることを嫌がるミュージシャン」は戦略であって、UFAのルーツであるヤングジャパンはむしろテレビ好きだったような気がします。声優がテレビに出るチャンスが少ないのは、本人の意向もありますが、芸能事務所と少し離れたところにある事務所はちょっとハンディキャップがあるかもしれません。昨年の紅白のアキバ枠も、本来ならば声優が出演すべきだったと思います。武道館クラスの声優さんは二人いますので。ただ、そうなると窓口はUFGになる可能性もあるので、こちら的には枠を減らされる可能性もありますが(笑)。

という意味ではスペクラはテレビタレントも抱えていますので、やりやすさはあるでしょうね。


>例えばB’zも普通に紅白歌合戦とかに出ていたのでしょうかね?

戦略的にOKならば、OKなんでしょうね。

昭和歌謡系とニューミュージック〜J-POP系の関係は、二大政党制に似た側面を持っているのだと思います。
両集団間の違いは実はそれほどでもなく、各集団内の個々の違いの方が大きい場合もあり、2つのグループに分かれる動機は思想的なものとは言いがたい、ということです。いや、より正確には「多党制だが二大勢力」の方が近いかもしれません。その辺は、政界において選挙制度に強く影響されるように、音楽界ではメディアの状況に左右されるのでしょう。

さて、ミュージシャンの動向が政治的なのだとすれば、我々趣味人*1もまた政治的に動くと考えて問題ないでしょう。

JuliusCaesar 2008/07/27 13:35
まあ音楽界全体というより個々のミュージシャン/グループ/レコード会社などの問題だというのはその通りで、だから「連続的に分布している」と書いたのですが、イメージ戦略が有効になるのはそれを支持するリスナーがいるからではないのでしょうか。


それから、例えば「日本は雪が多い」に対して「沖縄では全く降らないし、関東でも積もることはほとんどない」と返すのは妥当なのでしょうか。

helloblog 2008/07/27 19:37
カエサルさん
>例えば「日本は雪が多い」に対して「沖縄では全く降らないし、関東でも積もることはほとんどない」と返すのは妥当なのでしょうか。

その方の知識レベルによっては妥当だと思います。そのことをきっかけに知識をプラスすることを考えていたのならばです。

私に対してコメントを書いていただく方々は「間違ったことへの指摘」や「賛同」や「私だったらこう考える」など様々ですので、その人が何を欲しているのかをまず探ります。コメントに対するレスは結果的に双方の妥協点を見つけるものなんです。それが出来ないと論争になります。

カエサルさんは、その先の妥協点を求めているのでしょうか?

「日本は雪が多い」と発言する人が「沖縄では全く降らないし、関東でも積もることはほとんどない」と言われて新鮮に感じるほど日本に対する知識が少ないケースは少ないと思います。そんな議論は、むしろ全く別の議論に影響する可能性を双方が考えているときになされることが多いと考えられます。

雪の話そのものが影響する議論としては、こんな話があります。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jleague/headlines/20080722-00000031-kyodo_sp-spo.html

Jリーグ秋春制移行を検討 10年シーズンから犬飼会長
 日本サッカー協会犬飼基昭会長は22日、Jリーグの開催時期を現行の春から年内までの「春秋シーズン制」から欧州で一般的な秋に開幕して翌年春に閉幕する「秋春シーズン制」に2010年秋から変更する方向で検討していることを明らかにした。
 Jリーグのシーズンを欧州に合わせることは、外国人選手の獲得や日本人選手の海外移籍の面で利点がある。当初は06年をめどに「秋春シーズン制」に移行する方針を01年に固めていたが、積雪地帯にあるクラブの試合会場や練習場の確保、春に卒業する高校生や大学生の受け入れなどでの問題が解決できずに導入が見送られてきた。
 犬飼会長は10年のシーズンを同年7月に閉幕するワールドカップ(W杯)南アフリカ大会後にスタートさせる意向。「日本協会とJリーグでプロジェクトを組み、かなり進んでいる。問題はたくさんあるが、手はあると思う。解決していけばいい」と話した。
 09年シーズン後からのはざまとなる10年春にトーナメント方式のカップ戦を実施することなども今後検討する。

[ 共同通信社 2008年7月22日 16:51 ]

関東以南では、サッカーにとっては冬の寒さより夏の暑さの方がつらいわけですが、雪国の冬は「つらい」どころではなくて、試合開催すら困難でしょう。*2その他利点・欠点は多くありますが、おおむねトレードオフと考えられ、やはり「雪国が大変過ぎる」が重要と思われます。
秋春制(秋冬制か)で寒いところでもやれている例としてはNFLがありますが…。


本題に戻しますと、歴史認識については意外に差はなく、「どう呼ぶか」の問題が大きいような気がします。それは、抽象的には「ハロプロ保守本流なのか」に、具体的には例えば藤本美貴更迭や後藤真希放出に対する視点に影響するので重要なのです。


よくある話題としては「アイドルなる概念との付き合い方」というのがありますが、これも各自の推しが「アイドル概念を利用することにメリットがあるか」で大体決まっているのかもしれません。簡単に言いますと、モーニング娘。を境として、上の世代ほどデメリットの方が目立つということです。


まとめれば、
「なんだかんだ言っても、結局は推しメンの立場が有利になるように発言しているんでしょ?」*3
というわけですが、その推しメンが1人ではなかったり、甚だしくはハロプロ外にもいる場合は、やはり議論が複雑になりますね。

*1:一般人と書こうとしましたが、突っ込まれそうなので変更しました。

*2:コンサドーレには札幌ドームがあると思った方、芝生の養生はドームの外でやるのでやっぱり冬場の使用は難しいのです。

*3:それが我々にとっての「政治」なのです。なお、決して否定的に見ているわけではないことを注記しておきます。