もっと上へ行くために

「推していたタレントがビッグになるのを嫌がる人」というのは、どのジャンルにも一定数いると思います。もし、そういう人の存在が実際にタレントの活動に悪影響を与えるとすれば、あってほしくないことです。


というわけで、まずはこちらをご覧ください。
ヲタ芸をやっている人たちって、℃-uteの将来を考えている人たちなの? - はろぶろ。 (2) (3) (4) (5)


ヲタ芸叩きというのは何かと繰り返されてきたネタで、このときは℃-uteのイベントの動画がネットに晒し上げされて、各地で「これはひどい」の乱れ打ちとなったわけです。それに対して反論っぽいことを書いていたのは2人だけでした。
1つは「ヲタ叩きなんかやってないで℃-uteを見やがれゴルア」というもっともな(しかし聞き入れられるのは難しそうな)もので、もう1つは℃-uteヲタではない人の「この状況ではどうやっても同じ結果になるでしょ」というものです。


つまり、
http://d.hatena.ne.jp/MWAVE/20060702#rescute

騒いでいる人たちは下記みたいなことを言っていそうな気が。

  • 周りがどう感じようとも、それはどうでもよい
  • 自分たちの応援スタイルを差別するな、受け入れろ
  • 自分たちが今の℃-uteを支えているんだ

を言っている人はいないわけで、だからたちが悪いのかもしれないのです。


しかし、「℃-uteヲタ」はそういう人たちではないと思いますが、「キッズヲタ」には「遠くに行ってほしくない」とあからさまに言う人もいるくらいで、確かに「10年後なんてどうでもいい」という人が多いような気がします。もっとも、その種のヲタの心理は「それ、なんていう韓国ドラマ?」みたいなわけのわからない状況にも見えるので*1詳しい話はやめておきます。
あと、「言い訳のロジック」としてはこういうのもあります。
イベントやグッズについて「こんなに搾取していたらヲタもいなくなるぞ」という主張がよく見られるのですが(実際は、そんなネタがない時にヲタの流出が起こっているようですが)、これは「事務所だって将来のことなんて考えていないんだ」という「言い訳」と思われます。


おまけになりますが、ハロプロヲタが女優などをやることを望んでいないというのは、あまり正しくないと思います。特に℃-uteについては、「Berryz工房との差別化のためにも歌手以外の活動を積極的にやってほしい」という意見を複数の人が言っていたことがあります。ただし「現場」が全くなくなるようなことは、ほとんどのヲタが嫌がるでしょうし(矢口真里はあれだけの活動量にもかかわらず、歌う機会がほとんどないことへの不満は大きい)、それ以上にUFAがそんな戦略をとらない(それは多分「意地」です)と思われます。


いずれにせよ、ハロプロキッズのメンバーは必死系の相手にはもったいないくらいの素質を持っていると思いますので、なんとかこの状況を打破してほしいものです。

*1:この話だけでエントリー1回分のネタになると思います