終わったのか、まだこれからなのか

先日のレポ

15.スッペシャル ジェネレ〜ション(吉澤/辻/石川/バックダンサー:娘。/美勇伝)
格の違いを見せ付けましたが何か?

と書いたのを読んでいやな気分になられた方がおられるようです。
確かに歌は技術だけでやるものではありません、ハロプロは特にそうです。しかし、いしよしののVSベリーズでは、「ものが違う」と言えるほどの経験の差があるわけで、諸条件を乗り越えて「こなす」のは当然です。私もこの選曲をそれほど支持しているわけではありませんが。「最低限の仕事をした」という意味で「格の違いを見せ付けた」と書いたのです。今までキッズがどれだけ優遇されてきたんだよ、という気持ちもあります。


Berryz工房の側から言いますと、私はまだまだその能力が伸びる余地があると思っており、更なる発展を期待してます。一方でベリヲタが飽きつつあるという現状を見て「まだ早いんじゃないか」と思っていました。で、トラックバック先を見ると…そうだったんですね。Berryz工房にあったもの、今は℃-uteの売りになっているのは「勢い」なんですね。これは福田明日香がいたころのモーニング娘。にもあった、ある種の必死さだと思います。そこに「Berryz工房は初期のモーニング娘。に似ている」*1と言われる理由があるのかもしれません。
その「勢い」の本質は、メンバーの資質よりは周囲のお膳立てにある/あったのではないかと、私は思っています。そんなパフォーマンス自体よりギミックに魅かれる人たちならば、AKB48に行ってしまうのも納得がいくというものです。


さて、ハロプロキッズのメンバーも、1年や2年だけ輝くためにこの世界に入ってきたのではないでしょう。つかの間の輝きをいたずらに求めることは、彼女たちに対しても失礼だと思うのです。今後は必死系のファンがフェードアウトしていき、かわりにそれ以上の長く見守ってくれるファンがついてくれればいいのでしょうが、一方で必死系は「重要な金づる」でもあって、すぐに失いたくはないというのが悩みどころでしょうね。


私のキッズ世代に対するスタンスについては、こちらにも書いてあります。
http://d.hatena.ne.jp/JuliusCaesar/20060617#1150523281
http://d.hatena.ne.jp/JuliusCaesar/20060630#1151689790
http://d.hatena.ne.jp/JuliusCaesar/20060712#1152738135

*1:対になるのは「℃-uteは現在のモーニング娘。に似ている」ですが、こちらは村上乳業さんは否定されるかもしれません