リボンの騎士 ザ・ミュージカル(8/25 18:00〜)

24日に見る予定だったのですが、実家から祖父が危篤という知らせがありまして。
それでも早く見舞いが済めば見られると思っていたのですが、親戚が集まるのが思ったより遅くて、結局乗れた帰りの新幹線が、
新大阪17:40発
かくしてコマ劇場に空席を一つ作ってしまいました。


それでもあきらめきれず、25日夜公演を当日券で見ることにしました。
この日はフランツを演じたのがゲスト出演の安倍なつみということで、石川梨華との比較を念頭に置いて見ました。両者ともいい演技をしていましたが、同じ役でありながら二人の大きく違う特性を感じました。
なっちは自然体に近いところでの表現に強みがあり、梨華ちゃんは素のままから遠く離れてこそ力を発揮できる人であって、これまでの活動ではナチュラルな表現を求められることが多かったのでなっちが圧倒的優位だったのが、作りこむ演技指導がなされた結果でしょうか、今回の舞台では互角だったと思います。
カーテンコールではこの回が最後だったなっちのあいさつがありましたが、あと2日あるのに「千秋楽」といってしまうなどなっち節全開でした。



もう一つ感じたのは、観客の側が慣れてきたのか、要所で拍手が入っていたことです。
マナーについては(往々にして不毛な)議論が繰り返されてきましたが、少なくともこの1ヶ月に関しては立派なものでした。観客も舞台をよくするのに重要なのだという自覚を持つに至ったこと、それは紛れもなくこの舞台が素晴らしいものであったからだと思います。