スペシャリストとゼネラリスト

ハロプロの活動の中心はもちろん歌ですが、それ以外にもさまざまな方面での仕事があります。もちろんどんな仕事にも貴賎はないはずです。

ジャンル間に上下関係はない、だからどんなものであれ一芸に秀でたものは称賛されなければならない。
ジャンル間に上下関係はない、だから複数ジャンルを極めたものには相応の評価が与えられなければならない。

どちらも真理であると思います。つまり、スペシャリストもゼネラリストも偉いのです。とだけ言えればいいのですが、残念ながら「どちらが上なんだ」と問われることもあります。
例えば、田中れいな久住小春
例えば、後藤真希木村カエラ
「争いは不毛だ」その通りです。内部では競い合うのはともかく、いがみ合ってはいけません。しかし、いかに日本国民が平和を願おうとも、願うだけでは北朝鮮の脅威から逃れられないように、ハロプロに対する潜在的な悪意がありうる以上、何らかの対策すなわち理論武装が必要です。
ではどんな理論武装をするべきか、それが問題で、例えば「かわいさでは負けない」と言ってかわいいだけと思われるのは困ります。要するにハロプロの中身が多様すぎて、その強みを的確に説明するのが難しいのです。「多様性こそが魅力だ!」はよさそうですが、「どれも中途半端」なんて言われるかもしれません。
世間へのアピールのためには確固たるエースを作って、それ以外は引き立て役になってもらう方がいいのかもしれませんが、特に現在のモーニング娘。は才能が分散していて、1人を選びにくい状態なので、そんなことはやってほしくないところです。