「藤本下ろし」総括

この件で私が心配なのは、今後の藤本美貴のことでも、モーニング娘。のことでもなく、ハロプロファンの心が一つになれないことなのです。


あの決断は
綱紀粛正というメリットと、
モーニング娘。のイメージの硬直化のデメリットを
天秤にかけて、前者を取ったのだと考えられます。
この硬直化というのは、処女性云々にとどまらず、もっと広い意味で「鉄の掟」が求められることは、グループの柔軟さを失わせる可能性が高いということです。
これではわかりにくそうなので、例えば道重さゆみ藤本美貴をいじれても高橋愛をいじれない、ということを考えていただければと思います。


このあたりの議論が噛み合わないのは、ハロプロにおける多様性がいかに重要なのかが必ずしも理解されていないためでしょうか。あまりに幅広いために「ハロプロとは何なのか」とは一口に言いにくいものがありますが、「幅広さ自体に意味があるのだ」と言って通じなければ「中澤裕子から(下端はよくわかりません)まで」と言いましょう。そう、ハロプロが何なのかわからなくなった時には、あるいは忘れていそうな人を見かけた時には、「裕ちゃんを忘れるな」というのが鍵になるはずです。


ここで気になるのは、来年行われるらしいファンクラブ再編のことです。仮に各グループの分離に向かうものであれば、それはハロプロハロプロでなくなることを意味します。それでもローマ帝国ビザンチン帝国に変質しながらもしぶとく生き残ったようになればまだいいのでしょうか…。


以下、チラシの裏に書くべきお話です。


1週間の話し合いの末に「自分の意思で」脱退したことになっているのはちょっと納得しがたいところがあります。
実は、UFAの大勢は残留でかまわないとしていたのが、誰か1人が強硬に脱退を主張したために押し切られた、という可能性を考えたいところです。


その1人は、Berryz工房℃-uteのスタッフで、「藤本残留ならガッタスに協力しない」と言ったのかもしれません。今年に入って追加されたメンバーがいなければ今後のガッタスの活動は成り立ちません。そうなれば、5月後半には既に内定していたであろう紺野あさ美の復帰も意味がなくなります。


つまり「藤本のせいで紺野が呼び戻された」という与太話とは逆に、「こんこんのためにみきてぃは涙を呑んだ」とも考えられるわけです。こうでも考えないと私は納得できないのですよ。


以上、チラシの裏でした。

(コメントを受けて追記)
ここで問題になったのはモーニング娘。藤本美貴であって…(涙が出てきそうなので以下略)