関係者が批評に触れたならば

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20081219/180838/

これは「機動戦士ガンダム00」の監督へのインタビューなのですが、作品そのものの話ではなく、観客(広い意味で)からの見られ方の話が展開します。2ちゃんねる*1などで叩かれるのはやはりへこむようで、そこから「正論」の暴走という話題につながります。実際には「正論」と呼べるほどのものは少ないと思いますが、正論も往々にして暴力的である、いわんや非正論をやというところでしょうか。

個人のブログでは、脊髄反射のような感想はあまり書かないですよね。それよりも、大型掲示板のような、ある程度人が集まる場所で匿名を使って、作品やアーティストなどを蔑む書き込みをするケースが数多く見受けられます。この人たちは、売れているものがよほど嫌いなのかしら、と思ったりもします。

 こういう人たちは、「○○のアンチ」というよりも、「売れているもののアンチ」と言うべきなのかもしれません。

 作品を見て楽しむというスタンスではなくて、作品をはなから批判してやろうという人間が、これだけネット上に多いのだと思うと、ネットという媒体は、メジャーなものに対しての反感が相当強いのだろうなと感じますね。

これは程度問題であって、ブログでも何かと脊髄反射的に「目立つもの」を貶める人はいますし、集団化も起こりうることで、それが作り手を傷つけることもあるでしょう。褒めるも貶すも対象に力を与える批評が理想ですが、なかなか実現しないから理想なのです。

皆さんのサイト/ブログは、言及対象やそのスタッフに見せられる自信はどの程度あるでしょうか。私は…(言葉にならない)

*1:はっきりと名前は出ないのですが、それを指しているのは間違いないでしょう。