事務所推し問題


http://s04.megalodon.jp/2009-0731-0342-00/ameblo.jp/spice2/entry-10310168315.html
(http://d.hatena.ne.jp/helloblog/20090731/p1 http://d.hatena.ne.jp/mako-kon/20090801/1249094286 経由)


舞台でも映画でもドラマでも、作品ないし役柄への適正とは別に俳優の格というのがあって、配役はそれに左右されるのは否めない事実です。このことに製作者の不満があるのは仕方ないことですが、それをあらわにするのは俳優やその関係者への挑戦であり越権行為とみなされる場合があるわけです。ですのでエントリ削除は止むを得ないと思いますが、残念でもあります。


これまでハロプロエッグハロプロの主流から離れていたために、必ずしも歌にこだわることのない活動があり、またメンバーの序列を考える必要もなかったためにその展開の自由度が高く、それがエッグの面白さでした。しかし、いよいよ次のステージに乗り出す時期に入ると、軸を決めなければいけない*1と思われているのか、ちょうど過渡期に当たるこの時期にUFGの意向と演劇スタッフの考え方の違いが問題になったようです。


エッグブログがFC会員限定公開になったのも、私は関係があると思っています。これまではヲタ界隈から暖かい目で見られていたのが、そろそろそれですまなくなる段階に入ることから、ちょっとしたことでメンバーが叩かれたりファンサイドに無用の軋轢が生まれる*2ことを警戒した…とすると真野恵里菜はどうなんだということになりますが、まのえりは変なことを書かないという信頼があるのかもしれませんし、あるいはブログが話題になることでハロプロ内の序列が崩れてグループの性質が予定外の方向に行くことを恐れている可能性もあります。(まのえりはソロなのでやはり気にしなくていいわけです。)漫画のキャラであれば「中の人などいない」ので思い切った転換もやれるでしょうが、生身の人間が相手では当のメンバーの意志を配慮しなければならない難しさはあります。ただ、いずれにせよ事なかれ主義であるわけで大いに問題があることに変わりないでしょう。*3


いわゆる事務所推しには功罪ともにあって、例えば当初のBerryz工房は当時のハロヲタからかなり叩かれながらも諦めずにプッシュが続いた結果、次第に広く受け入れられるようになったわけですが、一方でガッタスのようにハロプロの本流でないところからの成功例もあるわけです。私としてはハロプロは総合エンタテイメントであってほしいと思っていますので、多くのメンバーにチャンスを与えるためにも活動ジャンルの幅は広げるべきだと思いますし、また壮大な挑戦でもあると思いますので、それを支えるべきメンバー・スタッフ・ファン三者とも気宇壮大であることが求められると考えます。その意味では特にスタッフ側のUFG幹部*4にやはり問題があると思われます。


さて、事務所推しというのは危険なキーワードでして、特定メンバーへの攻撃を意図するかのような誤解から槍玉にあがりがちなメンバーを推す方からの反発が予想されるわけですが、一切そのような意図はないことをお断りいたします。

*1:とは、私はあまり思わないのですが。

*2:FCに入っているからといって安心な人たちばかりではないとも思いますが。

*3:ちょっと飛ばしすぎかもしれませんが、理解しがたい現象を説明しようとするとそうなるのは必然とも思います。

*4:内部事情がわからないのでこんな抽象的な言い回しです。