君死に給うことなかれ

http://d.hatena.ne.jp/onoya/20090710/1247253700

引退が我々にとって死を意味するとして、しかし自殺を禁じる宗教は複数ありますし、現代的にも人間には生存権の対として「生きる義務」があると考えられますが、人目につく職業を離れることを禁じるのは職業選択の自由に反するのでありえないわけです。また、別れを盛り上げるのも本人がそれを望まなければかなわないことであって、ファンの希望が本人の希望に優先することはないのでしょう。*1


そこで「本当は有原栞菜は足を引きずってもステージに立ちたかったはずだ」と言ってしまえるか、というと私には無理ですが*2、それくらいの心意気を持ってこそ真の漢*3という主張はありそうです。


それはさておき、またもハロプロを離れる人が出ることになったようです。

ハロプロエッグ 能登有沙に関してのお知らせ
ハロプロエッグ 澤田由梨に関してのお知らせ

能登有沙アップフロントエッグに移行、すなわち今後は必ずしも歌にこだわらない活動になるようで、あわせてブログもアメブロに移転しました。「序列説」*4にまた一つ有利な材料が出たようです。一方の澤田由梨は進学のために卒業とのことで、音楽ガッタスから卒業とあるもののガッタスから卒業とは書いていません。そもそも今後音楽ガッタスの活動があるのかという問題もありますが、紺野あさ美と同様に進学後の復帰もあるのかもしれません。


さらに、今後モーニング娘。と場合によっては℃-uteのメンバーに動きが予想されるところで、それに合わせてファンクラブの再編の可能性があります。現在のHello! ProjectM-line clubの会員分布にもよりますが、モーニング娘。現メンバーとエッグの年上組(北原沙弥香あたりまで)をM-lineにも入れてしまう、なんていうこともあるかもしれません。なにしろ今後のモーニング娘。卒業メンバーがどちらに所属するかというのを、卒業後しばらくは表立った活動はしないとしてもいつか考えなければならないわけです。


いずれにせよ、歌にこだわるのはいいとしても、それによってハロプロのスケール感を小さくなりかねない危険があるので、それは何とかならないものかと思うのです。

*1:別れの挨拶もできなくなるほど心が離れてしまったのであれば、それに至った経緯をもってスタッフを責めることはできるでしょう。

*2:ただし、後藤真希紺野あさ美久住小春についてはそんな状況は実現しないだろうという、別種の自信はあります。

*3:おとこ、と読みますが女性ファンの場合どうお呼びすればよいのでしょうか。

*4:http://d.hatena.ne.jp/JuliusCaesar/20090805#1249466996 参照