OTONA no NAMIDA @東京厚生年金会館
このツアーの評判を聞くに付け、一度は行っておかなければなるまいと考えていました。日曜のチケットは誕生日ということで回避し、土曜の夜公演に入りました。
開演からしばらくは、特に変わったことはない、おそらくいつもどおりのステージでした。
その後、長いメドレー、カントリー娘。のコーナー、そしてやたらと長いMC(このときの話題は年齢詐称疑惑でした)があり、そしてピアノが出てきて「皆さんも座ってください」の言葉とともに、生演奏コーナーに入りました。
ピアノの伴奏とともに、椅子に座って歌う松浦亜弥を照らすオレンジ色の淡い光、それにひたすら静かに聞き入る観客。それは、「あやや」と呼ばれることを嫌がりつつある彼女が夢見たステージだったのでしょう。観客も、踊りも叫びもしないものの、その心は至福そのものだったことでしょう。
カントリー娘。によるMCをはさんで終盤に入ったとき、客席は抑えていた気持ちを爆発させるかのように盛り上がりました。そして、アンコールはいつもの「あやや」コールでしたが、そこに込められた気持ちは、これまでと少し違っていたかもしれません。
これを全くのネタバレなしで見られた人がうらやましい、と思いました。