後藤ヲタと松浦ヲタ

松浦亜弥後藤真希の秋ツアーをともに複数回見たところで、それぞれの観客の違いを考えてみました。


松浦側から「ごまヲタは相変わらずいつものを求めている」というちょっと嫌な意見がありました。あややコンにも盛り上がるところはありますが、観客はそこでもあえて「大人な盛り上がり」を見せようとしていたところがありました。それに対してごまコンでは静かに見守るところもありつつ、曲によってはこれまでと変わらない激しい盛り上がりでした。この辺は同じになる必要はないはずですが、あややヲタが優越感を持つのも理解できなくはないと思います。


何がこの違いを生んだのか考えてみると、松浦亜弥のデビュー当初の姿からは現在の活動は思いもよらないものであるが、後藤真希は初期の姿から現在をつないでもそれほどの違和感はない、というのがあげられるでしょうか。松浦亜弥のここまでの変化に伴い、ファンの側も変化したでしょう(中の人が入れ替わったという要素も強いと思います)。これがもともとあった「モーニング娘。などとは違う」という意識を強めたのかもしれません。後藤真希の場合、最初の頃からセクシーだったし、以前からバラードを歌うときに観客が見事な沈黙を作り上げることもあって、ファンサイドの意識改革の必要性は少なかったといえます。
両者共に現在に至るまで迷うこともあったはずですが、根本的変化を要したあややと、自分らしさを迷いなく出せるようになるまで苦しんだごっちんの違いがあるのでしょう。