残念なリーダー?

先日のしゃべくり007は、道重さゆみを起点としてモーニング娘。の個性を知らしめるという可能性を示すものとなりました。今最も面白い番組の一つだと思っていますので、下手に音楽番組に出る以上に価値があったと言えば怒られますかね?


それでも高橋愛はいかんともしがたいのか、いやなんとかスベリ芸として成立させられないか、しかも歌唱力などに対する敬意を確認した上で、と考えてみます。村上ショージから狩野永孝に至る諸々の「つまらない芸人」と言われがちな方々の価値をいかに評価するかはお笑い評論の目下の課題ですが、より広げて「芸能界で必要なのは技量だけではない」というのが特に高橋推しの方には受け入れ難いのではないかと思われ、それゆえにそんな扱いをされればいたずらに屈辱を感じるかもしれないという不安があります。


ここで思うのが千原兄弟のことです。大阪では物凄い人気を得たものの東京ではなかなか成功できず、ようやく千原ジュニアがお笑い以外の活動を含めて売れた過程で、「残念な兄」の話をする時の屈折した愛情表現がなかなか伝わらず「ジュニアはせいじを踏み台にしている」と見られることもあるのが現状です。それでも?