ドリームモーニング娘。とモーニング娘。と後藤真希と

ドリームモーニング娘。が結成された意義というのを考えています。控えめに「現在のモーニング娘。も含めて刺激になればいい」くらいなら、それなりに有効だったでしょうか。相乗効果というには物足りなさを感じるのは確かです。


ゴールデンタイムの番組などでは、あたかも以前に解散していたモーニング娘。が再結成したかのような扱いをされることも多く。現在のモーニング娘。のファン*1からは少なからず反発もありました。*2このあたりの議論を掘り下げると、卒業制度は間違いだったのではないかという疑問が出てきたりして泥沼にはまりがちなのですが、もとよりモーニング娘。の名のもとにあった同士で憎み合うのは本意ではないのであって、問題はマスコミにありとするのが道理であろうと思われます。しかしそこで一旦合意できても、今度は赤字になってもマスコミ関係者の機嫌を取るべきか、というところでまた揉めるという地獄があります。


いっそのこと、モーニング娘。を本当に解散させればそのあたりの混乱はなくなるのでしょうが、そうなると名実共に「先輩のために後輩が犠牲になる」という悲劇が起こるのであって、関係者の誰もが望まないことと断言します。もっともファンサイドにこのレトリックを提示するのは、そこまで世間(あるいは世間体を気にする人たち)に媚びるべきかという疑問として有意義と考えます。実は「憎み合うのは本意ではない」とは歴代ファンの全てがそうかといえば多少なりとも疑問があって、例えば矢口真里に対してはいまだに恨みを抱く人もいると思われます。長年続いてきたグループの周辺にはそれなりに愛憎が渦巻くのも自然なことであって、その和解を働きかけるようなことがあまり行われてこなかったことにはモーニング娘。関係スタッフに責任があると考えられます。


もう一つの問題として、OG全員の結集が実現していないことがあります。無論当人が望まないのであればどうにもならないですし、望んでも諸事情から言い出せないということもあるでしょうが、特に後藤真希に関しては私は語らなければならないと思いますので以下に申し上げます。夢を語るなら、一度は後藤真希を含むモーニング娘。の再結成、また後藤真希が離れた後のメンバーとの共演を一度は見たいと思っています。なんならモーニング娘。(OG含む)がエイベックスに移籍すれば見られるのではないかとも思いましたし、望むならごっちんアップフロントに戻るのもいいと思いました。ただごっちん自身が音楽活動すら止めてしまう現状ではかなわぬ夢でしかないと見ています。

*1:「現在のモーニング娘。」という言い方は娘。を世代間で分断するものだと思われるのであれば、現在の「モーニング娘。のファン」とお読みいただければと思います。

*2:例:「ドリムス」を「モーニング娘。」と紹介 ファンが激怒、事務所が謝罪 : J-CASTニュース