乗り越えるべきもの

多種多様な来歴を持つハロヲタの皆さんの意見が一致するというのは、ASAYANの強力なプロパガンダでまとめていた時代ならともかく、今となっては無理なことでしょう。しかし、ゆっくりでもファンを納得させる方法はあって、それはハロプロメンバーの心が一つにまとまって充実したパフォーマンスを見せることだと思います。
ここで2002年の挫折に思いを馳せると、失敗の本質は「ユニットを一度にいじり過ぎた」というよりは「5期メンバーがなかなか受け入れられなかった」ことであって、そのために下手に動いて傷を広げたというところでしょう。そして問題は、ファンはともかくメンバー間に壁が感じられたことで、それではファンに対して「そんなことをしたらメンバーが悲しむ」という抑えが効きませんでした。
その後の努力によってモーニング娘。は現在まで存続し、メンバー間の壁もなくなりましたが、むしろグループの外に壁がある感は残っています。そして、むしろモーニング娘。から離れたファンの方がトラウマを引きずっているようです。
そして2009年。

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このように、OGにコメントを出させることでファンに理解を求めているようで、問題の一つは乗り越えていると言えます。そういえばEXILEのメンバー増員の時もリーダーが「今これは必要なことだ」とコメントを出していましたね。
私の考えは「不安はあるが最悪ではない」というところです。最悪とは何かと言いますと、年上メンバーの離脱がハロプロの店じまいの準備なのかもしれないというもので、新たな動きが出てきたことでそれはなくなったと思います。おそらくはエッグメンバーモーニング娘。入りも視野に入っているでしょう。
ここで過去のユニットの名前を使う理由は定かではありませんが、いまだに残るトラウマを克服するにはこうするしかないかもしれないし、それはハロプロがこれからも続くには絶対に必要なことだと思います。もう一つ必要なのは、不評だったとしてもすぐに引っ込めるのは絶対に避けることです。