アイドルという概念とハロプロの関係

http://d.hatena.ne.jp/JuliusCaesar/20070217#1171730892 の続きです。


前回書いたのは「アイドルと呼ばれることでネガティブなイメージを持たれないようにしたい」ということですが、これには落とし穴があって、アイドルの定義を広げることで「モーニング娘。より(例えば)浜崎あゆみの方がアイドルとして上だ」と言われる可能性もあるのです。そこで我らがハロプロの強みはどこにあるのでしょうか。


http://d.hatena.ne.jp/helloblog/20070217/p1
http://d.hatena.ne.jp/helloblog/20070219/p2
で長々と語っていただきました。歴史的なことはよくわからないので突っ込まないことにします。
ただ、私にとってハロプロは「他のいかなるものとも違う存在」なので、昭和歌謡の文脈に組み込まれるのはどうかなという思いがあります。*1さらに言うと

アイドルの意味は日本では歪んでますけど、海外ではそうでも無いんじゃないかな。米国の人気オーディション番組のタイトルも「American Idol」だしね。

というなら、「American Idol」出身者に萌えることはあるのかという疑問が出てきます。萌えに偏ってはいけないという以上、ハロプロはかわいいだけの存在ではないことを主張したいところです。ただし、誰かをほめる理由は往々にして別の誰かをけなす理由になりかねないのが問題です。矛盾なくハロプロ全体を評価しようとすると、グループの絆と多様性が武器になるでしょう。箱推しの概念です。


正直なところ、私は国民的支持が必要とは思っていないのです。(少なくとも、そのために昨秋の後藤真希コンサートのような意欲的試みを否定しなければいけないのならば)しかし、食わず嫌いの人がいるならばもったいないことなので、誤解を生む要素ができるだけなくなることを願っています。

*1:美空ひばりをはじめとする歴代の偉人をこき下ろす意図は全くありません。